2006-01-01から1年間の記事一覧

どうしても薔薇の実が要る極月の こんなところにレノン忌の忘れもの ふるへてゐるのは狩人の所為でなく 火を焚けば天より降りてくる梯子 シリウスや樹のこゑにとらはれてゐる 絵の中の冬のミルクを注ぐ音 New Year's Eveスペシャルupしました♪ ついに大晦日 …

ミステリーで 先が読めてしまうほど つまらないことってない 俳句も 自分自身を含めた読者を ガッカリさせない為 種は明かさない ゆえに 俳人は寡黙 ってホントでしょうか^^ 静養中のため ひたすら声を出さないように努力 時雨空から 太陽のひかりが届く …

映画館の空気が居心地いい って西島秀俊さんがインタヴューで をするのは 観た回数だけ 思い込みや価値観から幾度も自由になって ニュートラルな状態に戻れるから とか 最近はクリーンな映画館が増えて 確かに空気は快適かなぁ 伊坂幸太郎の小説みたいにマヌ…

かのシェイクスピアも愛したワインの銘柄 マデイラ 命と引き換えにしてもいい これは彼の言葉だとか なんだか 彼の舞台劇の科白のまんまだけど^^ ポルトガルのマデイラ島にのみ造られるワイン colorは透き通った宝石のようなペールブラウン 仄かなカラメル…

今年最後となるはずだった風花忘年句会 残念ながら欠席… 空気が乾燥してきて なんだか危ないなあって心の片隅にはあったのだけれど 気管支を傷めて 咳とかすれた声しか出ない!事態に お仕事も声が出ないと成り立たないから スタッフに気遣いつつお休みいた…

たましひにふれたらきつと竜の玉 にんげんに戻る白鳥の仕草かな 山眠りをりアポロンの矢を受けて うたかたの水の底まで冬麗 冬ざれのメディチの赤き実を落とす 雪螢穹の扉の開いてゐて 読みは りゅうのたま スワン しぐさ ふゆうらら ゆきほたる そら 1句目…

なぞやしきの魔法

クリスマスが近づき一段と冷え込むある日の午後 なぞやしきを再訪しました 企画展のラストを飾るタイトルは17日まで 作品もだけど作家さんに逢える楽しみ☆こっちのほうが大きかったりして^^ 出町柳からゆっくり歩いて20分 百万遍の由来となった知恩寺の…

万一 句集を編むことになったら きっと 書き下ろし形式にするだろうな それが 多分 今の私に一番フィットしそう いままで 過去は振り返らない主義だった そうなったらオワリだと固くなに信じていた 前ばかり見つめ過ぎて 忘れものに気が回らず 見つからない…

ある依頼を受けて エクセルに保存している既発表の俳句作品をセレクト 未だ句集を出すことに興味がないので 毎月ひたすら保存 過去に50句で挑戦したものやら いつのまにか 2千句を越えていた 未発表も実は結構あったりして… まあ感慨に浸ってばかりもいら…

夕闇迫る雲の上 いつも一羽で飛んでいる 鷹はきっと悲しかろう ゲド戦記☆宮崎吾朗版で 劇中テルーという少女によって歌われるテルーの唄 テルーとは誰か 竜の血族 らしい かつて竜と人はひとつの存在だった… 朔太郎の詩のパクリだとか 散々な目に合ったジブ…

ジョン・マルコヴィッチのクリムト> マルコヴィッチって 国王にも画家にも化けられるんだな^^ 京都シネマで上映中 レイトにならないうちに行かなきゃ〜 なんだかお茶会に遅れそうなアリスの兎の気分^^ 名画から登場人物が消える??? 大阪中之島の国立…

なんだけれど シーズンとしては春の新作が入荷 冬から春への予感溢れる柔らかな檸檬イエロー 瑞々しい苔のグリーン 生命力溢れるシダーグリーン ブラックも春らしさが感じられるふんわり素材 当分は顧客中心へのご紹介だけれど これは!!!って感じ わたし…

フランス映画になった<薬指の標本>を観る 小川洋子の原作は未読 それがよかったのかどうなのか 冒頭から映像に惹き込まれる これは久しぶりの心地よさ ディテールにこだわりすぎるほどこだわる 匂いや見えないものの気配が濃密に感じられて 同じ作者の小説…

万葉のころは 夢を見ると 自分自身が逢いたいからじゃなく 相手が逢いたいから夢に出てくると信じていたらしい 今も? 今までは自分だけの願望だと思っていたけれど 最近そうでもないかもと思い直す夢を立て続けに見る きのうはTさんの夢 そのまえはA先生 も…

瑠璃光院の名前の由来ですが 当然ここはお寺なので極楽浄土から瑠璃光 けれど 私も友人も 当たり前のように ラピスラズリを連想 だって ふたりは12月生まれでエジプト大好き 山気迫る静かな渡り廊下を歩んでゆくと 暗がりからなにかがチラチラ呼んでいる?…

夜はライブだけど 母の友人Fさんの写真を観に三条まで なんだか神無月はハード って予定を入れてるのは コビトさんではなく私だった(-.-;) 会心の作品と仰っていた萩の花じゃないんだな 柔らかな日溜まりはしだれ櫻に埋め尽くされている ファンタジックな陶…

悠然とお掃除の行き届いた池を回遊する錦鯉の群れ 近づいても怖いほどの口でわらわらと迫ってきたりしない不思議 そればかりか泳ぎ方にも工夫が見られる ホントですってば シンクロほどじゃないけれど 一列になって大回りに泳いでみたり とにかく動作が機敏 …

オフのひと日 叡山電車に揺られて比叡山の麓の八瀬へ せせらぎの音だけの世界 紅葉の時期のみの公開という瑠璃光院 まず名前に惹かれて かなり歩くのかなと覚悟していたら 意外に駅からすぐ 壬申の乱で大海人皇子が矢傷を癒した窯風呂 帝の棺を代々担ぐ八瀬…

友人と植物園を散策していて 俳句の師のこと 創作環境 これからのことなどを語り合ううち ふっと聴かれる 俳句って写生って何なのかなと 写生は見たままとは少し違う まず 見たままというのも人類共通の映像だと誤解されやすいけれど ひとりひとりの目という…

旅立ちの神の揺らせる真弓の実 星流るまつりのまへのたてがみに 黄落のまんなかにゐる竜馬かな こころの奥に秋麗の森がある 秋蝶も我も光の粒となり みづうみの音のはじまる冬薔薇 読みは まゆみのみ こうらく しゅうれい ふゆそうび 1句目 Myフォトライ…

季節を変えて何度も訪れる薬草園 その度に新しい樹や草を発見する 結構丹念に見ているつもりなのだけれど 見落としているのだろう 近くには 人麿の歌ゆかりの いまどき珍しいれんげ畑が広がって だあれもいない気配 誰かが犬神家の一族>を連想してたっけ 薬…

で 花背で肝心の俳句は出来たのか これはまあ 秘密 それより ノアの彼↓のお話は 結局どういうところへ落ち着いたのだろう まだ気になる 確かにぶっとんだ感性だけど 響き合うものがない訳でもなく… かつて 奈良の宇陀野で 吉宗が始めたという薬草園へ吟行し…

まるで世捨て人のようなひと日 重要文化財の本堂の崖下へ滑り落ちそうな廊下でふと聴こえてしまったお話… 俳句の吟行では いい感じの場所を見つけたら しばらく留まって空気や光景を味わう 実は句会のはじまる投句〆切までの切羽詰ったタイムリミットな訳だ…

タイムラグありすぎだけど 語り足りない花背 北山杉と渓流に沿った山道をゆっくりバスはゆく 花背の大悲山登山口までの旅 市街地を抜け山道に入るとバスから流れ出す哀調を帯びたメロディー グリーンスリーブス♪ 多分イノシシ避け? 兎に角2時間近く聴きつづ…

急激に冷え込む朝 いつもより早起きで 湖西線の旅へ お気に入りポイントだけど きょうは一寸だけゴージャス 作家の遠藤周作さん命名のという料亭で昼懐石をいただきながらの句会 マキノ駅着11:00 電車が過ぎてしまうと 初時雨とみづうみの音と おまけに小鬼…

最近 俳句がいっぱい生まれた ある写真集に感銘を受けながら きちんと感想を申し上げていなかったなあと今更気づく かなり遅まきなので名誉挽回? 作品には作品で なんてね 写真の世界へ俳句でアプローチ 一枚の写真から感じる息づかい 写真集全体から受ける…

風花句会は増殖する 気がする それは偏にGさんの交友関係と企画力と行動力の賜物なんだけれど ホントにありがとう 感謝してます わたし? 吟行の途中でお腹が空いたなあって思ったら お菓子をいただいて 気づいたらカフェでお茶してサボってたり^^ きのう…

今夜は少し欠けた十二夜の月が カメオブルーの空に輝いている お月さまとは関係ないけれど シェイクスピアの戯曲のタイトルでもある シネマ恋におちたシェイクスピア>が脚本のベースに組み入れていたので かなり知られるようになった?かな あのシネマはラス…

娘のアルバイト 高校生のころから始めた声楽で 歌わせてもらうらしい 教会のウェディング☆アヴェマリア 先生がハモって♪アレンジして下さるとか 誰かの幸せを祈りながら 心を込めて 今しか歌えない天使の聲で 素晴しい先生に出逢えた感謝の気持ちをどうか忘…

京都市美術館独自のインスタレーションが話題 ルーヴル美術館展 アルルのヴィーナスさん どうぞ風邪ひかないように待っててねっ☆小川洋子の原作をフランス映画で 薬指の標本 官能的?なのかなぁ ふふっ伊坂幸太郎 2006年秋刊行予定^^ フィッシュストーリー …