2005-06-01から1ヶ月間の記事一覧

久しぶりのキッドマン 彼女の〝コールド・マウンテン〟を観る お気に入り〝イングリッシュ・ペイシェント〟の監督 戦争の悲惨が描かれているにもかかわらず その色彩のまぶしさ リリカルな映像美に心奪われる 運命の歯車の皮肉さに何度も絶望しそうになるけ…

以前は主にテクニカル・ライターという仕事で 塾向けの受験教材の執筆を担当 あるとき新聞のコラムを採用して問題文を作成 すぐさま編集部から差し替え依頼 なぜか クライアントの塾からのクレーム そこは授業にパソコン導入の方針で 某書家の手書きの味わい…

数年前までは育児・家事・仕事の次に俳句を優先していたので 他に何か出来る時間もゆとりも皆無 だから1年に〝オケピ!〟だけとか 〝卒塔婆小町by蜷川〟のみとか厳選 家族でクラシック・コンサート数回 あと映画に足を運ぶぐらいの禁欲 最近は家庭も仕事も…

恩田陸のハードカバー〝蒲公英草紙〟を読み始めた 〝光の帝国〟シリーズ最新作 通勤のバス待ちには石田衣良〝スローグッドバイ〟 いきなりお店のベッドリネンが登場してドキドキ 恩田サンは〝六番目の小夜子〟でハマって 1番のお気に入りが〝光の帝国〟一寸…

1度ステージなりライヴなりへ行くと2ヶ月は持続性感動 風邪薬よりも効果アリ? 昨夏は怒涛のクリアランス後 友人とシアター・ドラマシティーで観た〝MIDSUMMER CAROL〟ガマ王子vs.ザリガニ魔人 改めて書くと凄いサブタイ 伊藤英明と長谷川京子が初舞台で注…

ウワサの堀江に行ってみた The Back Hornのライヴ会場のちょうど対岸 堀江自体が広い パラパラと散らばってお洒落なお店 まだこれからって感じかな 少し前まで住人だったKさんは自転車で散策していたとか な〜るほどなあという気分で帰途に着く 先日 京都河…

珍しく機嫌のいい娘に質問される 結局クラブは真面目にやってたん? クラブって高校時代のクラブ活動のことですけれど まずは絵を画くのが好きだから 選択科目だけでは物足らず美術クラブへ 次にせっかく初めてのバイトでギターを買ったから 当然文化祭目指…

画面から飛び出してきそうな人に出遭う 彼の名はベニチオ・デル・トロ 映画に煩いハズバンドの直感が弾けて ブラッド・ピットに似てるって!? まあ雰囲気というか身体から発するパルスが似ていなくもない 存在感 仕草 目のチカラ なにかに憑かれたような表…

その今や危機的状況の原っぱだけど 〝ノルウェイの森〟みたいな井戸も隠されてるんだ実は 一方〝ZOO〟の廃墟は個人的に好き つまりニンゲンが居なくなった世界で ある種ユートピア的な森が広がっている ハルジオンの原っぱは ふっとそういう幻想を導き出して…

廃墟で想い出したことがある 駅前の開発を忘れたような空き地 春になるとハルジオンの園となる話は以前に書いたが その原っぱが消えるかも知れない 大型スーパーの進出で 石田衣良が地方都市は何処へ行っても金太郎飴とどこかに書いていたが まさにソレ 予定…

このあたりの丘陵はいまごろ決まって 唸るような南風が吹く 遮るものがないから半端じゃない強さで遠慮なく吹く 京都市内の盆地性気候からは想像できないほどの風 嵐が丘のヒースを連想するにはやや温暖すぎるので 南仏は地中海の葡萄畠を渡る風なんてどうだ…

寺山修司が亡くなる数年前 京都で彼の講演を聴いた 確か京大かなにかの催しだったと記憶 講演というよりボソボソ呟く感じ ちょっとフシギな親娘が突然家に訪ねて来てねとか カフカの変身とかについてとりとめもなく話していた どこまでがホントでどこからが…

泰山木の花が盛りだ 天を目指すその姿 その香気 汚れなき色 何度もカメラを構えるが いいロケーションに出遭えない いつも木の周りをうろうろそわそわぶつぶつ だから怪しいんだよ! そのうちどんどん高みへと蕾の位置は移動中 どんなに憧れても届かない け…

句会って ひとつの俳句から話が異次元へワープする そんなことないですか? たとえば歌会などでは まず議論 猛烈な批評で立ち上がれないくらいダメージを受けることもあるらしい 今年から始まった風花句会はサトラレ系 好奇心いっぱい でもみんな話が逸れて…

分析はつづく もうひとつの理由 山田クンって寡黙なんだ インタヴューでもほとんどしゃべらない だから藤クンより距離があったのかも 光舟サンもだけど 寡黙な人ってある意味そこが魅力だったりする けれどライヴで山田クンの存在をナマで感じてわかったこと…

きのうの夢についての考察 なぜ山田クンじゃなく栄純でもなく 藤クンなのか やはり藤クンのほうが付き合いが長い ロッキング・オン・ジャパンなどの膨大なインタヴューから彼の逡巡を苦悩を垣間見て そんな苦しみの中からこんなにもキレイな音楽を紡いだんだ…

おとといは句会で どうしても喉を遣い 咳が復活して寝苦しかった きのうは一転ぐっすり 理由はシンプル FMでThe Back Hornのライヴ音源を聴いたから 当夜のナンバーからたった4曲 だけどあの日の音をそのまま再現していた訳で 〝大阪!こんばんは〜〟のボー…

伝えたいヴィジョンがうまく伝わらないことを〝空砲〟と呼ぶらしい 〝フォーン・ブース〟という映画 ホラーなのか 情けない自分に目覚める喜劇なのか ???な映画だったけれど 同じタイムズ・スクエアを描いても〝バニラ・スカイ〟はまるで異空間 創り手の…

ロック♪ライヴへの偏見と誤解 親しいお客さまにThe Back Hornのライヴのことを話したら 瞳をキラキラさせて ライヴ見に来る人って ライダーズっぽい革ジャンとかで決めててオシャレな人ばっかりなんでしょう? だって 確かにそういう人もいるにはいるけど 大…

ポスターのアタマに〝孤高の画家の原風景〟とある 〝炎の〟は今回見当たらなくてホッとしたけれど 興味を惹いたのは〝花魁〟 浮世絵をトレースして真中に置き 廻りに関連モチーフを散りばめる まるで蟇が花魁を支えているようで愉快 健気に踏ん張っているの…

ゴッホ展の印象を日記につぶやきながら違和感 娘が会場で思わず〝星月夜!〟ってささやいた作品〝糸杉と星の見える道〟 古い画集では〝星月夜の糸杉のある道〟 記憶と異なるタイトル 〝芸術家としての自画像〟かつて〝画架の前の自画像〟 タイトルが違うと印…

WOWOWで〝ドラゴン・ヘッド〟を観る タイトルで期待しすぎた吟遊詩人 かたや〝CASSHERN〟 世界観が骨太 〝ブレードランナー〟的な近未来の映像はザバックホーンの音とも融合 アンドロイドの底無しの哀しみ 人間とはかくも戦う宿命を負っているのか 感覚を総…

去年の梅雨 沖縄へ修学旅行に行った娘 ボートから海を眺めながら〝景色になりたいな〟ってつぶやいて友人から不思議がられていたとか 吟遊詩人もときどき風になりたくなる 夢の中で空を飛ぶ感じに似ているかな この季節なら青嵐 青葉騒 南風をハエと読むこと…

大阪でゴッホを観る リバーサイドの地中深くに輝くゴッホを観る 〝夜のカフェテラス〟石畳の感触や遠い馬車の響き まばゆい星を散りばめた夜空の青 黒を一切使わない画の中のあらゆる存在がこゑを発しているようで 〝芸術家としての自画像〟想像より遥かに明…

桓武天皇没後1200年だとか 春の取材でその気配の良さに一目惚れの玉田神社 山城へ遷都の際 帝が鬼門除けの伺いをたてたと伝わる 当時は巨きな池を湛える鬱蒼とした森だったのだろう 予め定められた吟行スポットではなく ふらっと寄った先が偶然にも魅惑的な…

新作のテーマはメキシカン 吟遊詩人のイメージするそれとは少しテイストが違ってクールだけれど 英国ブランドらしい遊びゴコロがあって結構気に入っている キーウィグリーンとかブライトブルー コレクションの中でも意外な組み合わせを考えるのが好き ニーズ…

俳句が生まれるとき 望遠鏡の中のぼんやりした星屑のピントが突然合って 対象がくっきりはっきり姿を顕すのに似ている それは薔薇星雲だったり 暗黒星雲だったり 流星だったり 見たこともない光景にハッとして 見入ってしまう こういうオドロキの気持ちがな…

The Back Horn熱は醒めず 遂に娘から借りるライヴDVD 爆音夢花火 去年の野音 このライヴの1ヶ月後に神戸で彼らに遭遇したんだ 熱帯のようなシーサイドの暑さをオモイダス 夕焼け目撃者 透明水彩をぶちまけたような真紅の空をオモイダス また好きな曲が増殖 …

一昨日のレイトショー ZOO エンド・クレジットに鳴るThe Back Horn の〝奇跡〟を聴くために!京都シネマへ シィラァ〜カンス♪がカットされていたのは何故? 原作☆乙一 オムニバス・ホラー それぞれの監督が短編をチョイス ゆえに微妙に変化する味付けで 慣れ…