2005-08-01から1ヶ月間の記事一覧

パソコンの不調で永い夏休みでした 機能が最新のため まだきちんと把握できていなのが哀しいです つぶやかない間にも 実にさまざまなことがありました そのうちつぶやいていきますね 取り敢えず ただいま

ロマンチックなベイエリアの夏休み みたいに聴こえるかも知れないけれど 話題は専ら〝海猿〟だったような だって舞台は海だしィ つい〝水面よォし〟なんて身振りも含めて演ってみたくなり 舳先で潮風に当たりながらも 例えばこんな夜の海にポチャンと落ちて…

夕焼けのベイエリア これは残念ながら叶わず あっさりと暮れてしまう 海遊館の近くに 眺めのいい静かなカフェを見つけた 乗船までの時を過ごすのに相応しい 潮風でゆらりゆらり動く仕掛けの網のようなオブジェ 時間の流れが異次元的 かぐや姫が帰る夜のごと…

ナイトクルーズにして良かった点 当然潮焼けしない 夜風が涼しい 夏休みだけどデイほどお子チャマが居ない あらゆるものを夜のベールが隠してくれる 逆に全く違う港の貌を見せてくれる コンテナヤードはまるで近未来の工場みたいに点滅しながら活動していた …

今夏は大阪南港に決まる 去年は神戸港から明日に架ける橋♪みたいな明石海峡大橋を潜り 野分後の四国や淡路島を間近にする 淡路島のタコフェリー ゆっくりゆったりで柿本人麿気分 大阪の川廻り 景観はいまひとつだったけれど 夕焼けから夜への時間を選んで正…

かつてハマっていた 三条の朝日シネマの灯が消えてしばらくは萎んでいたけれど 四条に京都シネマとして再生復活 吟遊詩人のキモチも次第に膨らむ 場所は悪くない ビル全体の雰囲気がいい シネマを観るのって シチュエーションも重要 〝スクラップ・ヘブン〟…

原爆忌も敗戦日も季語だけれど 作品はなかなか出来ない 忌日俳句というものも創りにくい 余程その人物に深く親しまないとムズカシイ 初心のころは〝稲刈〟とか句会で出句されると あの人は農業従事者なんだと堅く信じて疑わなかった 苗を育てたり天候に一喜…

書店が発行する夏限定小冊子 出版社の個性が出て面白い タレントで只管引っ張る 濃い内容で勝負する気アリアリ さりげに映画とタイアップ 有り余る夏休みを持て余していた学生のころに夢中で読んだ本の紹介が出てくると懐かしい アレ?そんな話だったっけな…

ルドルフの肖像画に出遭った展覧会で エリザベートの旅に使われた小さな鏡に見入る 照明の具合か 鏡なのに そこにあるものをくっきりとは浮かび上がらせない モノクロの心象風景が映し出されているような錯覚 エリザベートを映していた鏡 彼女の深い絶望を知…

読了したばかりの恩田陸〝劫尽童女〟 多少の疑問は残るが 予測する間もないスピードで一気に読ませる というよりもバス待ち本のはずが気になってのめり込んで加速度がついてしまったというべきか その登場人物というか犬の名前が〝アレキサンダー〟 どこかで…

CIAへの就職 って別に吟遊詩人じゃなくて コリン・ファレルの映画 見応えアリ 脚本だか演出だかのちょっとした破綻を補って余りあるパワー 〝アレキサンダー〟に抜擢されたのも頷ける 別にあの暑苦しいほどの濃い眉がたまらん好きとかいう訳じゃないけれど …

メモしないのは 勿論吟行に限ってのチャレンジらしい BUMP OF CHICKENの藤クンも このあいだのインタヴューで 残すべき音楽はメロディーも歌詞も絶対忘れないからって語ってたな そのときは若いから言えるのよキミは☆って思ってたけど 違うんだ…

話には聴いていたが 実際に目の当たりにしたのは初めてで って俳句のお話 吟行で全くメモを取らない人に出遭いました どこかに忘れてきたんじゃなくて意識的に書かない 間にランチを挟んでも ゆっくりと談笑しながらお食事を味わう メモったりしないから誠に…

藤田湘子さん かなり前に俳句研究賞の候補に選んでもらってお礼状を出したら 自筆のお便りを下さった唯一の人 弟子の才能を伸ばす目利きだったらしいが それは俳句の師なら不可欠の要素だから 注目すべきは生涯かけて師と格闘したというところ ここに心惹か…

藤田湘子や波多野爽波や秋櫻子や橋本多佳子で盛り上がるイノダコーヒーの片隅 句会のあとっていつも不思議な昂揚感 話題の中心は たとえ写生派でも吟行で見ていないモノを事実に反して詠うことが時としてある とか 指導者としてのキャパの話 他者に厳しすぎ…

西本願寺へ吟行 まだ俳句を始めたばかりの頃 親鸞さんのお誕生日に訪ねた記憶 そのころは俳句より世阿弥の能に傾倒していて 南能舞台で観世流を堪能 周りに敷き詰められた白砂に響く鼓の音が甦る 逆遠近法で描かれた書院の襖絵 天井画の書物を守る猫がキュー…

移動中のタクシーで アナスイのお気に入りを忘れる 藤色に小さな黒の水玉 フリルが可憐で キラキラの釦で留めるクラシック なのに最新式のプチパラ 羽根のように軽い フェミニンな装いの日限定で使っていた 太陽に溶けそうだったけどスリリングで楽しい日だ…

消滅はなにもニンゲンだけじゃない モノだって消えてゆく 小説の中ではある朝突然劇的に剥離するように何かが消滅する訳だが 現実世界ではいつのまにか無くなってしまう 季語もコレ何?って 思わず意味を調べる 消えてしまわなくても 意味が変容してゆくこと…

小川洋子〝密やかな結晶〟を読む 娘の夏休みの課題図書 自分で選ばない本も偶には悪くない 記憶の不思議について考える 消滅つまり死について考える 記憶は忘れてるだけで無くならない 努力しなくともふっと想い出せる 自身が消滅しても覚えていてくれる誰か…

アイーダ観劇 エジプト四千年の壁画やパピルスに描かれた時代のお話なので 初っ端から現代的な音楽が鳴って戸惑うエルトン・ジョン どうしてもヴェルディの印象が強くて それにしてもデュエットの迫力 どこまでも輪郭のくっきりした科白回し これが四季メソ…

原稿校正の件で℡ 半年ぶりに聴く声 優しくて誰からも慕われるけど 素晴らしい人の常で自分自身には厳しいからある意味コワイ こっちもピシッとしてないとな でもいつもチャンスを下さる 冒険を容認するキャパが宇宙規模 こんなことやってみたいなぐらいの単…