minstrel12092006-11-14

まるで世捨て人のようなひと日 重要文化財の本堂の崖下へ滑り落ちそうな廊下でふと聴こえてしまったお話… 
俳句の吟行では いい感じの場所を見つけたら しばらく留まって空気や光景を味わう 実は句会のはじまる投句〆切までの切羽詰ったタイムリミットな訳だが 逸るココロを落ち着けて産土への挨拶みたいな気分に浸りながら 言の葉を忘れないようにメモっていた 
隣にオトナのムード漂うカップル 男性はなにかとウンチクをかたむけて披露したいタイプのようで 女性はアウンの呼吸で何事も初めて聴く話のように聴く^^ ふたりはわたしたち一行が気になって仕方ない様子 だって手帳片手に黙って廊下をウロウロ 帰るかと期待したのに溜息ついて居座る 充分アヤシイ? でも教えな〜い^^ 
こんな静寂が支配する空間で 彼は多分彼女だけに話し出した けど聴くともなく聴こえる フムフム 万里の長城なんたら …??? グルジアって国知ってる? 知らない ノアの方舟がね漂着したと伝える山があるんだよ へえ〜〜 凄く気になり出して つい〆切を忘れて聴き入ってしまいそうに^^ だって隠れ里花背でね 方舟ですよ ぶっとんだ感性の持ち主 この大悲山にもそんなエピソードがあったら面白いのになあ 天狗は宇宙人で方舟は宇宙船とか←妄想モード ワクワク あの日あの時間の廊下に こんな破天荒なドラマが潜んでいたとは