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急激に冷え込む朝　いつもより早起きで　湖西線の旅へ　お気に入りポイントだけど　きょうは一寸だけゴージャス　作家の遠藤周作さん命名の<湖里庵>という料亭で昼懐石をいただきながらの句会　
マキノ駅着11:00 電車が過ぎてしまうと　初時雨とみづうみの音と　おまけに小鬼の太鼓のようなのんびりした冬の雷　山に生まれゆく霧の静けさ　飛来するユリカモメ　漂うオシドリの艶　カイツブリは思いっきり素潜り競争中　名も無き草の花　草の実　草紅葉　蔦紅葉　櫻紅葉　雨上がりの雫がキラキラ　
どこからともなく顕れて綿虫が舞い出した　そう　こんな曇りがちの風のない日が綿虫は大好きらしい　小さな羽虫だけど純白のチュチュを身に着けて　金平糖の精みたい　蒼い光を放ちながら　どこまでもふわふわふわふわ　一体どこまで旅をする気なんだろう