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友人と植物園を散策していて　俳句の師のこと　創作環境 これからのことなどを語り合ううち　ふっと聴かれる　
俳句って写生って何なのかなと　写生は見たままとは少し違う　まず　見たままというのも人類共通の映像だと誤解されやすいけれど　ひとりひとりの目というレンズから見た世界　だから　同じ薔薇の花も　全然違った輝きを放っているはず　
そもそも写生とは　生きることを写す　生きているひとりの人間の心のフィルターを通った映像　ゆえに同じ表現は有り得ない　そんなことをつい熱く語っていたら　いつのまにかお気に入りのフウの樹に辿り着く　
いつ来ても深呼吸してるなあ　動けないけれど伸びたいように伸びて　枝の先まで瑞瑞と　蜘蛛の網や小鳥や雫を光を受け止めて　どんどん変容するフウ