ステージ大好き

KISS OF THE SPIDER WOMAN

クイーンの戸惑い 開演前 すでに緞帳が上っている闇の舞台 そのほの昏い静けさ 目が慣れてくると 闇のステージには 奥行きが生まれて なにかが存在していることに気づく やがて 客席は埋まり始め さざ波のように 舞台へとざわめきが拡がってゆく 少し押えた…

ラフマニノフな春の宵

ポルトガル・ギターの感傷に浸った翌日がクラシック これはホントもったいないというか贅沢なスケジュール 偶然なんですけれどね^^ 小林研一郎 炎の饗演!ロシア音楽傑作選 オケは大阪フィル その太陽の眩しさ パワーアップしてましたよ♪コバケン ピアニス…

娘のヴォイス・トレーニングの発表会で お客様に遭遇 世の中狭いなあ 親子だったの?えっ姉妹だとばかりって まあまあ 娘はタイタニックのテーマとマンマ・ミーアとカッチー二のアヴェマリアを歌う なにより緊張していない アヴェマリアが1番安心して聴けた…

昨秋 ポルトガル☆ギターというものを初めてしかもナマで聴いて ギタリストに一目惚れ またかィ 会場の準備を手伝うため早い目に出かけ ホテルのロビーで雰囲気のある黒ずくめのハンサムさんを見かける 持て余すような気だるさと静謐を身に纏った佇まい 心が…

アイーダ観劇 エジプト四千年の壁画やパピルスに描かれた時代のお話なので 初っ端から現代的な音楽が鳴って戸惑うエルトン・ジョン どうしてもヴェルディの印象が強くて それにしてもデュエットの迫力 どこまでも輪郭のくっきりした科白回し これが四季メソ…

オペラグラスを買った 10代からの愛用品は 娘のブラバンコンサートで 感動のあまり座席に忘れて帰った… 新しくもらったソレは壊れましたね 開けた途端に なんだか哀しくてそのままにしてたら 観劇のたびに友人が吟遊詩人の分まで持参してくれる 重くて嵩張る…

やっと待望の〝アイーダ〟のチケットを入手 こんなに手配し難いとは思いも寄らず 劇団四季と言えば 大阪駅のキャッツ☆テントで観た遥かなけれど鮮やかな記憶 今度はどうかな 京都駅直結というのが1番の魅力 京都劇場は未体験ゾーン 予備知識はあまり持たない…

注目しているアクター小栗旬 このあいだの〝救命病棟24時〟で研修医の弟役 回を追うごとにどんどん鮮明な存在に 明らかに兄貴を凌いでいた気はする 蜷川〝ハムレット〟の美味しいところを攫うキャラ〝フォーティンブラス〟水際立って〝おおッ〟って感じ 最…

このあいだの宝塚観劇 演目は〝霧のミラノ〟イタリア統一前夜をドラマティックに耽美的に描くはずの だが柴田作品では通奏低音のように流れる官能と耽美が今回やや物足りない感じ ってことでアフター☆ステージが盛り上がる あのエンディングは何なのォ?に始…

開演5分経過 ごめんね〝オケピ!〟こんな失態は生まれてはじめて 映画でさえ遅刻したことないのに 故にステージの昂揚感はただごとじゃなかったね 役者さんたちの盛り上がり+α アンコール&スタンディング・オベイションの嵐 アフター・ステージもなんだか…

〝オケピ!〟の今だから笑える話 何ヶ月も前にプラチナチケットを取ってもらい 指折り数えてこっそり楽しみにし 風邪などひかないように家族の体調に気を配り 当夜は娘を実家に預かってもらう手筈を入念に整え チケットを無くさないようにクローゼットの某所…

数年前までは育児・家事・仕事の次に俳句を優先していたので 他に何か出来る時間もゆとりも皆無 だから1年に〝オケピ!〟だけとか 〝卒塔婆小町by蜷川〟のみとか厳選 家族でクラシック・コンサート数回 あと映画に足を運ぶぐらいの禁欲 最近は家庭も仕事も…

1度ステージなりライヴなりへ行くと2ヶ月は持続性感動 風邪薬よりも効果アリ? 昨夏は怒涛のクリアランス後 友人とシアター・ドラマシティーで観た〝MIDSUMMER CAROL〟ガマ王子vs.ザリガニ魔人 改めて書くと凄いサブタイ 伊藤英明と長谷川京子が初舞台で注…

ドラマシティー〝睡れる月〟観劇日 木原敏江の〝雪紅皇子〟を友人が持参してくれた 舞台のイメージそのままだという 藤の花のシーンや特定のセリフなど確かに彼女の世界観にかなりインスパイアされたみたい 木原敏江の作品では後鳥羽上皇の時代を描いた〝風…

吉野について調べ出すと 吉野を何も知らなかったことに気づく わたしの師は吟行するたび〝そこを詠うのではなく そこで詠め〟と仰る その季節その日その時間の空気をビビッドに感じることが重要だと また〝俳人は寡黙でなければならぬ〟とも このあいだドラ…

主人公のキャラについて 優柔不断 俗に巻き込まれ型 サブキャラ これは多彩 敵役から友人タイプまで 拮抗しながら只管メインを引き立てる 厄介ごとへ引っ張り込む 恰も偶然のように当然のように 静に対する動 美味しい役どころ WOWOWでのR&J放映につき再燃 …

吟遊詩人って いかにもナルシストなハンドル・ネーム これには由来あり それはさて置きあの日のシェイクスピアの科白 胸の奥へダイレクトに飛び込んで 今も心を攪拌する ジュリエットには親の決めた婚約者 名をパリス 巻き込まれているのか掻き回しているの…

春の闇というものに想いを巡らせていると ロミオ&ジュリエットに巻き戻される 悲劇の中の喜劇 人間存在の愚かさ けれどあの悲劇は 理不尽に絶ち切られた生だからこそ 輝いて煌いて目を開けていられないほど眩しいのかもしれない たとえば早春の光のように …

初句会は 京都北山コンサートホール内のレストランにて 指揮者の大友直人さんプロデュースのフレンチをいただき幸せ一杯 デザートのみバイキング お薦めのシャンパンの口当たりの良さ フィッシュメニューの京風味 柔らかなビーンズサラダ あっさりミルクティ…