桓武天皇没後1200年だとか 春の取材でその気配の良さに一目惚れの玉田神社 山城へ遷都の際 帝が鬼門除けの伺いをたてたと伝わる 当時は巨きな池を湛える鬱蒼とした森だったのだろう 予め定められた吟行スポットではなく ふらっと寄った先が偶然にも魅惑的なポイントで 
桓武帝の幼いころは大亀谷あたりが遊びのフィールドだったらしいが 吟遊詩人は陵の森&神鏡を埋めたと伝わる雑木山を駆け回り 家族と西行庵に初めて登ったのは小学生 高校の歴史教師は教科書なんて殆ど開かない 授業中〝隠された十字架〟をバイブルに熱弁 心の趣くまま 山陰の地に人麿の痕跡を追ってみたり 長じて俳句の師から闇の日本史を手解き 桓武帝の深〜い闇を知る