博物館的つぶやき

  prussian blue

夢の名残 誰かの夢が漏れだしたのか 現実が夢を浸蝕しはじめたのだろうか 見つめていると 染まってしまいそう この青に 西洋の青と呼ばれた プルシアンブルー それは 丁寧に 和紙に包まれた青のカタマリとして わたしの前に顕れた 鮮やかな青 プロイセンの青…

きっかけはぺトルーシュカ

薔薇の精^^ 最近 記憶が怪しくて^^ えっと〜〜 想いを馳せるディアギレフ ニジンスキー パヴロワ ストラヴィンスキー バクスト 春の祭典 ぺトルーシュカ 牧神の午後 薔薇の精 捨てられないダンスマガジン^^ 古いトウシューズを引っ張り出して眺めたり…

小さいときから光りものに目がない娘 マリリン・モンローの首飾りが見たい!というので京都大丸へ 大阪の某百貨店で盗難事件があったばかりだからか 警戒厳重 展示ケースへと踏み出す足にまで緊張が走るほどでもないけれど とてつもなく大きなイエロー・ダイ…

ルドルフの肖像画に出遭った展覧会で エリザベートの旅に使われた小さな鏡に見入る 照明の具合か 鏡なのに そこにあるものをくっきりとは浮かび上がらせない モノクロの心象風景が映し出されているような錯覚 エリザベートを映していた鏡 彼女の深い絶望を知…

がっかりした〝キング・アーサー〟とうとう見逃した〝アレキサンダー〟〝オペラ座の怪人〟いつのまにか過ぎていった ごめんねジョニー〝ネバーランド〟行けなかったよ やはり花粉のシーズンは躊躇いが先に立つ 去年のことなのに未だ楽しめる大英博 って私だ…

伝説に限らず 神話の中にも歴史の真実が埋もれているのだろうか たとえばギリシア神話のメデゥーサ 見るものをすべて石に変えるという呪力 なによりその容姿 蛇の頭髪を持つ怪物として怖れられていた にも拘らず退治された彼女の血からは天馬ペガサスが生ま…

ミイラに惹かれる 20代前半で読んだ【エジプト史を掘る】以来 昨春WOWOWで【ハムナプトラ2】を観た直後 【大英博物館展】が神戸にやって来た 長蛇の列と聴いていたけれど並ばずに入れる だが館内の混みようは凄まじい 一点一点の遺物に近づくことさえ困難な…

伊勢丹7Fの美術館「えき」KYOTOでルネ・ラリック展を観る 宝飾家からガラス工芸に転向したことを今回初めて知る 1920〜1930年代アール・デコ期の巨匠 繊細な造形美を持つ白濁の硝子に光を当てることで不思議なトーンが生まれる 観る角度によってさらに変幻…