話には聴いていたが 実際に目の当たりにしたのは初めてで って俳句のお話 吟行で全くメモを取らない人に出遭いました どこかに忘れてきたんじゃなくて意識的に書かない 間にランチを挟んでも ゆっくりと談笑しながらお食事を味わう メモったりしないから誠に優雅 いやあ素敵だ いざ句会場へ着いて短冊が配られると 誰より素早く短冊へ記す そりゃメモが頭の中だけだもの 1番乗りで提出して悠然と扇を遣っている 覚えているか試されているんですよ な〜んてにこやかに メモしなければならないような断片は元来残すほどの価値がないということなのか 真似したいけど当分真似できそうもない