伊勢丹7Fの美術館「えき」KYOTOでルネ・ラリック展を観る 宝飾家からガラス工芸に転向したことを今回初めて知る 1920〜1930年代アール・デコ期の巨匠  繊細な造形美を持つ白濁の硝子に光を当てることで不思議なトーンが生まれる 観る角度によってさらに変幻自在 いつまでも見飽きることが無い 
オパールのような光彩を放つ海の魔女 ゴブレットの浮き彫りの洗練 雨蛙と水草のコンビがチャーミングな小瓶 置時計の空間を飛び回る燕 印章 手鏡 香水瓶 カーマスコット 圧巻はアール・デコ博の噴水の女神たち ひとりひとりに性格付けがあるような表情&仕草 硝子に封じ込めたのはきっと魂 
ラリックの生きた時代を想う 蝋燭の灯から電燈へ 光から闇へ パリ万博はエリザベートに重なる ルドルフの憂鬱についてはまた
  
影を出てルネ・ラリックのつばくらめ  吟遊詩人