虹の凍結

最近 オフになれば出かけてるなぁ。。
きのうは^^ 
大阪中之島の美術館30周年コレクションへ



スノードロップ なんだけど ハートがかくれんぼ^^




高松次郎  影/Shadow  1977  アクリル


円柱に浮かび上がる影ぼうし
その浮遊
何度も通っているのに 今まで気づかなかった
それほど周囲に溶け込み それ自身が主張することはない
だけど 気づいてしまったら気になる存在
この美術館のすべての空気を包み込むような そんな絵
キャプションには
画面奥でなく画面手前に 
遠近法的な空間を想像させる構造 とある 
三次元空間をもうひとつの次元から見る
ほぉ〜〜なるほど〜



イボタノキ 




キキ・スミス  露の虹/Dewbow  1999  ガラス


神さまが地上に虹の露を散りばめたら きっとこんな感じかもね
全体として虹を象りつつ
そのガラスの露のひとつひとつに秘められた虹
それらは完璧に凍結されていて消えたりしない
けれど 
木の枝に置いたばかりの雫のように
そっと 触ってみたくなる





マツムシソウ  こんなに枯れても



今村源  2006-6ダイブ  2006  ポリエステル樹脂 鉄


なにかに向けて 迷いなく飛び込んでゆく人間
真っ白な植物のごとき姿態は
そのまま 地に突き刺さるようで
突き刺さった途端 地が溶解してゆく
そんな神話的イメージ
踵から伸びはじめた蔓が渦巻いて
それは水面を表象しているのかな
それとも 芽吹き 
もしかして 自然との共生。。
なんて ふと



安齊重男  フォトドキュメント  ゼラチンシルバープリント


モノクロームの写真 22点
どれも 気がかりで寓話的なポートレート
中でも 帽子の男を背後から 逆光で狙う1枚
もともと 曖昧な輪郭を
たんねんに縁取るような産毛の光
その風合の リアル
写真は 時を超える





レースな春を先取り^^?  




ペノーネ  クリスタルの泉  1996  ブロンズ クリスタルガラス 水


横たわるブロンズの幹は くりぬかれ
そこには絶えず いのちの水が湛えられている
いつしかブロンズは 緑青を帯び
泉の一方から伸びてゆこうとする クリスタルの樹
静謐を響かせる水音は空間へ
美術館のある地中から宙へと
限りなく 水輪のように拡がってゆく
そこに 作者の祈りが込められているのかもしれない





冬芽 




所蔵作品から選び抜いた400点のゴージャス^^ ふぅ〜^^;
セザンヌに始まって
シュルとかアンフォルメル
立体 版画 写真 彫刻 陶芸 
ポップ アンチアート 現代作家まで


せめて前期後期に分けて展示すれば 個々の作品をゆっくり吟味できたかも
考えてみると こんなに長い時間 ここ中之島の地中で過ごすのは初めて


見たい作品の傍で 居たいだけ。。。
いつか寒の雨も上がって 空には一番星
クリスマス以来の慌ただしい日々が
気持ちいい時間に すりかわってゆく不思議。。



30年分のコレクション
国立国際美術館開館30周年記念
大阪中之島  〜2/11まで





夢みる椿 




2008年 はじめての投句 
どうかなぁ いつも〜ドキドキ〜〜☆
いまだ慣れない この瞬間 
羽化しつづけなければならない緊張と
それでも 
これで行こう!って決めたときの安堵
投函したら あとは
俎板の恋 じゃなくて 鯉^^w


タイトル 鼓動 
こちらから http://minstrel12.exblog.jp/





ムクゲ