seaside museum 





いきなり 目の前に レンブラントが顕れた
こんな いいもの 最初に持ってくるなんて
相当のコレクションなんだ〜 と期待感 急上昇
selfじゃないけれど まるで レンブラント自身と対峙するような錯覚に陥る 両眼から放たれる光 そこに宿るなにかに惹きつけられる 



Sさんは 60点余りの作品のひとつひとつを ほとんど自動書記で 俳句にしていった らしい 彼曰く ハムナプトラ状態。。。 そのあと 円形劇場って 勝手に名付けた港湾を見渡すテラスで 炎天下の推敲 大丈夫でしたか?^^?
そうなんです 今回は 美術鑑賞をメインにした吟行 この残暑というか酷暑のため 美術館内のみの移動を企画 吟行地とレストランは押えたんだけれど 肝心の句会場が、、、 困り果てていたら 美術館のご好意で アトリエ控室をお借りできることになり感激☆ Yaさんご配慮ありがとうございました おかげで 作品からインスパイアされた俳句がいっぱい飛び出して しかも メンバーそれぞれの個性が光ってる




海に臨む美術館は 人工の渚にあって 安藤忠雄さんの設計 クリムトを観に来たときからのお気に入り 建物自体が 迷路のようで ってわたしだけかな^^; 上ったり下ったりして楽しめる あそこから中庭に出て 青空を撮ったら カッコイイのに〜 とか 悩ましいわぁ^^ けれど この猛暑ゆえ 館外をぶらぶらしてると 身の危険を伴う。。 それに きょうは臨時幹事で ふだん抜け過ぎてるから たまには 真面目にがんばろォ〜^^; 


 

それにしても 彼女を送ってその足で駆けつけた わが風花のアイドル^^Kさん レストランに到着するや否や 彼だけまだ観てないのに さっそく絵の俳句にチャレンジ 大胆な人やねぇ^^
あぁ その作品リストねぇ きのうのうちに 盗難に遭ったんだよ
え?ホンマっすか?
あれぇ? Kさんって 新聞 読んでへんの〜?
風花的誇大妄想ジョークの数々を それぞれが放つから^^ なんだか楽しいランチ☆タイム ね?Kさん 
ランチのあと アトリエ控室まで 案内していただき 真剣句会へ突入しました 途中 ガラス張りのお部屋を通ったら ロック☆ライブの準備を目撃〜〜♪ なんだか ワクワクする美術館



 
コレクション自体は 佐倉の川村記念美術館が大改築のため巡回 最初で最後の と銘打ってあったっけ。。 ヨーロッパ各地で絵を観て来られたTさんによると ごった煮みたい なんだそうですが^^; 確かに 色彩の洪水でした フットワーク軽快なTさん どうやら ひとり美術館を探検されていたみたい 常設展の小磯画伯の絵もチェック! 俳句にも詠まれてましたねぇ さすが〜〜☆ 
初参加のMさん はじめまして☆のはずなんだけど 前から風花の個性派たちに すっかり馴染んで下さっているような雰囲気を持っておられて*^^* これからも お越しいただけるとウレシイです♪ 






コレクション^^;





☆ 気になった作品 ☆<ピカソ> ポニーテールの少女のような女の横顔が痛い  油彩 モノクロ 未完。。<シャガール> 紫のベールに包まれたダビデ王の見た夢は。。 シャガールの故郷 シャガールの好きなサーカス シャガールの浮遊する花嫁 彼の夢だったのか。。。 これだけの大きなカンヴァスから あふれてしまいそうな夢 色彩の豊饒とは 裏腹に 哀感ばかりが寄せてくる<キスリング> 青や緑や赤が目を惹く だけど これも どこか 淋しそう パリの異邦人だから って 解説にあったけれど 彼らは 異国にやってきたことで 期せずして寂寥を身にまとったんだ。。。 <マレーヴィッチ> 出た!ロシア・アバンギャルド^^ なんだか シンプルなんだけれど 強烈なんです ロシア革命というものが この絵を抽象へと向かわせたのか<マグリット>このあいだ観た 血の声は 彼の青とともに印象鮮烈でした これは 冒険の衣服 というタイトル 棺のような刳舟に横たわる女 そのすぐ上に 浮ぶ不思議なグレーの物体 それは夢の海亀みたいな それとも鋼鉄の鎧みたいな どこまでも ヒトを不安に突き落とし いつまでも 夢でわたしを追いかけてくるマグリット <コーネル> 立体と呼べばいいのだろうか とにかく箱なんです 箱の宇宙で遊ぶ 割れたシェリーグラス そこには砂が注がれている それだけのことなんだけれど この砂の色は サハラの砂に似てるな とか 句会が待ってることも忘れて いつもの妄想に浸る。。。<モーリス・ルイス> 水彩かと思ったら アクリルだった オドロキ スティニングという技法で 薄く滲んだような色彩が まるでシフォンを重ねたみたいに 透明感があって涼しげで こんなのが1枚 お家にあると いいなぁ 巨大すぎるけれどね^^<ブリジット・ライリー> タイトル 朝の歌。。。 確かにパステルカラーでファンタジックで 朝の食卓には こんなテーブルクロスだったら素敵☆なんだけれど いかんせん 揺れてるんです この絵 ずっと揺れつづけている というべきかな この絵を観てから だれかのストライプのシャツを見たら それまで 波打ってました^^; 朝から酔いそう。。 所謂 モアレ模様ですね<等伯> 烏鷺図 うろず 勿論 カラスとサギを描いている屏風です 黒&白の対比 Yuさんがね こっそり寄ってらして  ウロウロするって ここから来てるんでしょうか って。。。 面白すぎッ☆Yuさん たぶん。。 ウロ覚え。。。 のほうじゃないかしら^^;
他にも いろいろ 面白いこと じゃなかった 興味深い絵や立体 ありましたけれど
前述の<レンブラント> 漆黒の帽子の男 やっぱり レンブラントの光と影って 迫力です ホンモノの宝石に触れたときの ずっしり感 掌で輝くその眩さに幻惑されながら それが 離れていった今も 永遠に忘れられない。。。。。






 
 



絵を観て 俳句を創る ちょっと不思議に思われますか? けれど それは 俳人にとって きっかけに過ぎないのかもしれません ホンモノの絵から得たインスピレーション その光を見失わないうちに封印する だれかが 封印を解いても その輝きを失わないように

 
巨匠と出会う名画展 川村記念美術館所蔵   兵庫県立美術館 10/8まで  











P.S.
銀河集☆彡 作品upしました☆^^☆ タイトル< drop >
芦生の森20句を泣く泣く厳選。。6句に絞っています
こちらから  http://minstrel12.exblog.jp/