2006-10-16 ■ poem リアルな夢を見た 冷たい雨の気配 足裏の泥の感触さえ鮮やかな そうか わたし裸足なんだ 気がつくと 高いビルの屋上 観覧車が遠くに点滅している いつもの夢のエレベータで 果てしなく降りてゆく あの悲しい迷子の夢かしら 子どものように泣いている私 それを見ている私 何度も目覚めて 眠りに落ちるたび 夢のつづき 夢の自覚すらない 今夜も続きを見そうな気がする 夢の中で出逢った彼らは 待っていてくれるだろうか