俳句の吟行に出掛けると 写真が撮れなくなる 風景すべてが句材だから それに魂を奪われて すっかり〝手がお留守〟状態 このあいだも芦屋のヨットハーバーで折角のロケーションにもかかわらず 潮焼けだけして レンズを合わせることを忘却失念 まあ心のピントを合わせてたからなあ なんてね 藤クンじゃないけれど 想像だけで宇宙のみなしごにだってなれるのさ