minstrel12092005-04-23

夜明けのさくら 目覚ましをかけたけれど 東向きのお部屋で山の端に日が昇る寸前 谷ひとつ越えた山の中ほどに一本の白い桜があって朝の光を受け一層輝いている 同じ連なりの山の空間に抱かれる如意輪寺へ逍遥 
この旅はネット句会から生まれた句座の吟行だった訳だが 宿の予約など奔走してくれた友人が急に参加できなくなり心に孔が空いたような気持ち しあわせを感じるたびここに彼女がいたらなあと何度も想う 桜の花びらごと彼女のお部屋に届けられたらと 
今度こそ一緒に旅しましょう こんな最高の句座☆句友 その歓びをかみしめながら
   
     舞ひ上がる花に潮目のやうなもの  吟遊詩人