海幸彦と浦嶋太郎と羽衣に歴史の闇が隠されていた!という本を発見 たちまち通勤の愛読書となる 
1番の驚きは 海神の娘トヨタマヒメと謂えば水神=蛇身の図式を描いていたが 卑弥呼の後継者トヨ=日の巫女=鳥巫女としてのイメージが羽衣を纏った姿すなわち白鳥!となったとか 万葉歌〝衣乾したり天香具山〟の衣は羽衣だったらしい 斬新過ぎて俄かには信じられないけれど
滅ぼされた恨みが崇り=自然災害となり鬼として畏れられ その畏れゆえに鎮魂の神となって祀られる 祭祀によって荒ぶる魂は鎮められ大地に豊穣をもたらす 海の民→翡翠の女神=死と再生=豊穣神 
この類の本は大抵結論が有耶無耶で 期待が大きいほど霞の彼方に放り出されるのが常だが う〜ん今回は納得してしまったかも 
   
       羽衣を包みきれずに春の闇    吟遊詩人