俳句初心のころ 憧れの先輩から〝春の人〟だと言われた かなり気を良くしていたら 理由が〝エキセントリックだから〟 それって今市子の【百鬼夜行抄】のキャラみたいな? 
遠野物語】の神隠しあたりから【鬼がつくった国・日本】にずぶずぶと深入りして異界の口を探しまわり コアな【踏みはずす美術史】へと彷徨う 
まるで整頓されていない抽斗の中 だけど踏み外してこそ見えてくるものは確かにある
   
雨宿りできさうな木の囀れり  吟遊詩人