今朝は さらに冷え込んでいるが きのうの熱は まだ醒めない ネットのオフ会というものを 生まれて初めて体験 ほぼ初対面の3人なのに すっかり意気投合 すべては 俳句という繋がりのマジックなのだろう 

人は心の奥に 必ずひとつの湖を持っているという ときに波立ち 凪ぎ 湖面に雪の舞うことさえ 誰かと出遭うとき そのみづうみは波紋を描く 過去でもなく未来でもなく 今を生きる為に 水底まで限りなく透明でありたい これは願望

きのうの句会に【闇】という1字が席題として出される 深海のような青い闇 これほど 私にとって 親しい言葉はないかもしれない 闇があるからこそ光を感じる 届かないアポロンの光へ虚しく掌を伸ばそうとする もうひとつ【羽】これも惹かれてならない言葉 たましいのように降る羽毛 疼く翼 羽ばたき 浮遊感  

         一滴も残さない息白くして   吟遊詩人