青の遠近法




あなたにとって リアルとは? 夢とは?
日常を離れた シュルで耽美な旅より帰還しました^^v
旅のはじまりは 一枚のリーフレット
あら♪ マグリット
シュルレアリスム展☆謎をめぐる不思議な旅 どこで?
姫路かぁ ちょっと遠いなぁ。。 その舌の根の乾かぬうちに*^^* 
チケット予約☆ だって〜マグリットに逢いたい♪ 日本に これほどシュルたちの作品が所蔵されていたとは キャプションのセンスも 最近では近美の平八郎展に迫る
始まったばかりだが 混むというワケでもなく こんな贅沢 京都や神戸ではちょっと考えられないなぁ。。
マグリット デルヴォー マン・レイ ダリ キリコ エルンストetc. 展示構成も飽きさせない工夫


印象的な作品から
ルネ・マグリット  現実の感覚



黄昏なのだろうか 淡いブルーの空には 花びらのような柔らかな太陽の名残が散りばめられて 背景はどこまでも安寧
だけど この画面中央の惑星は いったいなんなの?
身を委ねたくなるような空の浮遊感と対照的に この惑星は目の前に留まって 真実を見るんだ。。 とわたしに囁く
本当のリアルとは? open your eyes  open my eyes



ポール・デルヴォー   森



この森には 彼のミューズがただひとり棲んでいる
舞台装置のような豪奢な天蓋の下で 眠らないミューズ
植物も樹も花も 彼女の為だけに存在するパーツでしかない
だから 誰もこの森へ辿り着く術を知らない
アンリ・ルソーの夢との関連性? 仮に ルソーの世界への憧れが潜んでいたとしてそれがどうだというのだろう
デルボーの絵には 夜汽車が去るときの引き潮のような響き
鬱蒼とした森の樹が 月光によって浮かび上がる そのざわめき
それとは異質の 強烈なライトを浴びたミューズの恍惚
そう
だけど
ひとりぼっち
そんな世界がココロの淵に降り積もってゆく






雲の絶え間





描く対象を あるべき場所から唐突に異なった場所に移し替えることで 違和を生み出し 一種の衝撃から 新たな意味や詩的な美しさを見いだそうとしたダリやマグリット〜夢の遠近法より
これは〜まさに俳句の二句一章じゃあないですか
シュルたちのテーマは ココロをいかに解き放てるか
だけど 解き放つ為には まず自身が変わらなくては









マン・レイのシュルなアーティストたちのポートレイトに興味津々
中でも 彼の伏し目がちのセルフポートレイト 
モノクロの圧倒的な存在感 その横顔の不思議な輪郭
常々 セルフを描いたり撮したりする心理に関心があるので つい魅入ってしまいました〜 これは 展示されていたものではないけれど^^; お気に入り☆



一番☆惹かれたコトバ
美は痙攣的なものであろう、さもなければ存在しないであろう。  
アンドレ・ブルトン


姫路市立美術館    10/28まで






雨の庭