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早朝ミーティングのあと　法華寺のあたりを歩くことにする　司馬遼太郎さんを真似た訳でもないが　敢えて法華寺は素通り　田植え中の集落を辿ってゆくと　こんもりとした緑の奥から風が渡ってくる　心がザワザワ　なんだかイイ感じ　細道をさらに進む　青葉闇の向こうに真紅のおやしろが　もとは海竜王寺の鎮守だったという春日社らしい　このあたり　夜になれば蛙の大合唱団なんだろうな　ふっと遠くへ目をやると　生駒の山並が青霞む　確かにここは今もまほろばの地なのだ　仁徳帝の嫉妬深いお后=磐媛の古墳を望む水上池で暑さの余り散策はジエンド　近鉄で西大寺まで戻る車窓から　ふたたび平城宮址を眺める