minstrel12092006-05-07

このあいだ観たトム・クルーズ 何度目かの〝バニラ・スカイ〟なんか聴いただけでいい匂いがしてきそう 〝オープン ユア アイズ〟よりイメージもメッセージもリメイクは人物像も切なくて鮮烈 特にトムがスーパースターゆえにかなり際立つ これはもう魅力的なんだから仕方ない タイトルがまずあるヒントを与えてくれる 舞台もマドリッドからNYへ よりハリウッド的になっただけなのか 否 人間の描き方が深まった 同じ相手役のペネロペ・クルスもより艶やかで繊細 精神分析医の雰囲気は似ていてビックリ 
以下大いにネタバレ 夢から醒めた夢 夢見るような未来の筈が突如悪夢に塗り変わったら それがすべて自分の見ている夢の中だなんて 辛くても夢じゃないホンモノの人生を生きようって決心するまでの永〜いおハナシ 
ラストシーンは必ず主人公の背中を押したくなる ってホントに押すんじゃなく エールって意味で 吟遊詩人もきっと同じ選択をするだろうから だけど彼の辿る光景は何度観ても怖い