31日の夜はハロウィンだったので 娘のリクエストにより 南瓜のスープをプラス 植物園前のカフェでいただいたスープの味が忘れられないらしい こうして日常の中へ戻っていく それとは逆に あの夏の夢はより鮮やかに 〝元気か?〟って訊ねる声の慈愛に満ちた響き 振り返る柔和な表情 お元気そうで病魔と闘っているようには見えない 聖者のような踝まである白い衣裳の輝き まわりの景もハレーションを起こしたように眩しかった 暁の一瞬の夢