バス待ち文庫本は〝図書室の海〟 恩田陸は今や人気作家らしい この短編は多彩でなかなか読ませる だが長編ファンタジーとなると発想はいいのに クライマックスで途端に砕けてしまうのは何故だろう 怒涛のように読ませるんだけど クールに見つめるとディテールに綻びが出てくる ファンタジーにも論理的説得力が必要だ 否ファンタジーだからこそ やはり気分で押し切らず 客観的俯瞰的に自作を眺める姿勢って 俳句も同じだな