Rush Ball2005の夏も去っていった 泉大津からが遠かったね メガ神戸より近いって誰が言ったんだ? ターミナルもタクシーもなかった ありったけのチャーターした観光バスが静かなややうらぶれた港町を駆け抜ける シネマ〝亀は意外と速く泳ぐ〟の世界みたい 
そんなことよりROSSO 迫力で耳が脳がどうにかなりそう 娘にメンバーの顔と名前を特訓されたおかげで堪能しましたね 野外のしかも真昼の千葉さんって意外とカッコイイ EGO-WRAPPIN’の度胸 っていうかボーカルの真紅のスカートと海の夕暮れの雄大さ 鳥も飛行機も気持ちよさそう 開放感は最高 埋立地の砂埃も怪しい跳び虫も許せるかな 
気がつくとすっかり夜の闇が降りていた 去年はトリでやや緊張の BUMP OF CHICKEN 今年はなんだか余裕さえ感じられて 音も声も心に届いたよ〝ダイヤモンド〟 見上げた空の1番☆のようにダイレクトな響き 予期せぬナミダが零れた 藤クンがラストの曲を演奏し了えてから なんかしゃべりだしたのでビックリ 寡黙なとにかく音楽を聴いてくれの人だからね まず必死で謝るから なんだろうってこっちが動揺してたら もう1曲どうしても演奏させてくれ!だって はっきり言ってタイムオーバー まだプログラムの2バンドを残して引き上げる 駅に着いてフェス会場と思しき闇の方角を振り返ると 掌ぐらいの花火が名残惜しそうに音もなく揚がっていた