昨年の七夕 伊吹の麓☆醒ヶ井へ吟行 ヤマトタケル縁の清冽な水が湧く地 報われないタケル 愛して欲しいタケル 生き急いだタケル 霧の中から顕れた白いイノシシ その傷が致命的 癒した清水が今も湧く こわいぐらいに透き通って つめたくて いのちの調べを奏でながら流れてゆく 
浮き沈みながら真白で星のような藻の花 すぐ手の届くところに咲いているのに うっかり手を伸ばせない聖なる花 絶え間なく降り注ぐ百日紅の花びら まだ青い匂いの無花果 巡り合った猫 白に近いミケ 存在自体が涼気を放っているような 聖地吉野で出遭った猫に佇まいがうりふたつ 真夏のイリュージョン? The Back Hornの〝8月の秘密〟という楽曲がなぜだかぴったりな感じ