世界のオザワへのインタヴューをまとめた本を立ち読み 
〝聴く人を感動させる美しい音楽は 沈んでいく夕陽を見た時のような悲しい味がするんです〟 ここで不覚にも涙が… 休憩中しかもお店の隣の本屋さんで こりゃマズイ 慌ててあふれ落ちそうな液体を無理矢理引っ込める 
オザワさんには縁がある って別に知り合いじゃないけれど 〝ボクの音楽武者修業〟を読んでひたすら感動 当時高校生 同じく感激♪感染した友人とボディーガードの兄の3人で夜の演奏会へ 終演後 丹前姿の想いのほか端正で気さくな指揮者と握手 彼の掌は大きくて温かだった 緊張のあまり一言も話せなかったなあ オザワの美しい音に包まれた17才の夜
  
  夏来たりけり沈む日の大きくて  吟遊詩人