2005-03-10 ■ つれづれ 蚕豆を剥く 艶やかな緑の透明度 光をたっぷり浴びてまだあたたかい なぜだろう こんな大層なものに包まれて 然もふかふかのベッド 親指姫だってここまで守られてはいなかった 空豆とも書く ゆっくりと鎧を脱ぐように剥く 中から飛び出すのは一匹の天邪鬼 豆苗の藁いつぽんに辿り着く 吟遊詩人