朝の森は いちめんの露世界 シダの林は 交錯しながら 森の空気を 甘く湿らせている ざわめきはじめる シュロのハーレム わたしは ふいに立ち止まる ふかふかのブナの根元で 耳をすます やわらかな闇の向こう側から ひかりの小道が あらわれる 虹色のひかりの…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。