蜻蛉の翅ふるはせて風立ちぬ
秋麗のジャコメッティの影を踏む
ふりむいてほしいこんなにまんじゅしゃげ
雁の高さから舞ひ降りる夢
鶏頭の野に放たれし男神かな
穴惑遠くまぶしい水がある



読みは 蜻蛉(とんぼう)雁(かりがね)穴惑(あなまどひ)

2句目 <ジャコメッティ> スイスの彫刻家 
吟遊詩人は 彼の針金のような人物造形が 夢見る人の影法師だと信じて疑わない 
彼の言葉がまた素敵なんです↓
 
より深く夢見るためには
より強く見つめなければならず
一層深く見るためには
より遠く夢見なければならぬ   
      アルベルト・ジャコメッティ 1901〜1966 


6句目 <穴惑> 秋の季語 彼岸を過ぎても 冬眠の穴に入らない蛇のこと
 オルタナティブ♪だからか 単に眠くないだけなのか(-.-)zzZ

http://6242.teacup.com/minstrel1209/bbs