2006-09-09 ■ 本の虫 谷川俊太郎の詩集〈夜のミッキー・マウス〉のあとがきにこうあった 詩人自身にも予想がつかないしかたで詩は生まれる ただ詩をそこに存在させたいだけだから 一輪の野花のように 確かウィリアム・ブレイクの詩にそういう一節があったなあ 一瞬は永遠…と続くのではなかったか いつも 詩は声に出して読むんだけど 谷川俊太郎の詩は 音読に最適で格別の響きがある 彼の詩集〈クレーの天使〉を初めて味わったとき なぜだか涙があふれて 止まらなかった 涙を流すことで ココロのバランスも回復するらしい 泣きたいときは泣いたっていいんだね