2006-07-20 ■ poem 幾千光年待つ髪を洗ひをり 螢袋耳をすますといふことを わが闇を抜けて晩夏の蝶となる 夏茱萸を宝石函に仕舞ひませう 蟻地獄から目を離せなくなつてゐる 睡蓮の空の深さに触れてをり