詩とは内面を見つめる行為 だからすっきりする らしい 吟遊詩人は見つめすぎて ときどき酸欠状態  渦に呑み込まれそうなときもある そこを超えると 階段の1番きついポイントを過ぎたときみたいに達成感はあるけれど もっとタフにならなきゃ これでもかなりタフになったつもりだけど まだまだ 大好きなパウル・クレーの絵 それと対峙するかのような谷川俊太郎の詩 あの詩画集をはじめて読んだときも正体不明のナミダが零れた 汚れて澱んだこころが全部洗い流されたような そんなナミダ