minstrel12092005-12-14

全き月光虹というものを見る それは昨夜のこと 雲がちょうど月の周りを取り巻いていたから あの虹が顕れたのだろう 凍えそうな寒さなのに一瞬魅入られたように立ち止まってしまう 今夜の月は真珠のような輝きで真下の雲を照らしていた その雲というのが 半端じゃない大きさで まるで雲の渚 宙の果てから寄せてはかえす星屑の音が聴こえてきそうなしじまの中を歩く きょうは友人とゆっくり話せて満ち足りた気分 勿論いつまで話しても話し足りない気がするのだけれど これは永遠に解決されないことなのだ