再びアンフェア 容疑者の書いていた小説について 少し考える 芸術上のリアリティとはあくまで芸術上の真実であって事実ではない だが彼は自らの犯罪をリアルに描写することこそがリアリティだと主張していなかったか? 4話で既に消えた彼だけが真犯人? 主人公が容疑者を必ず射殺する根拠は? 果たして彼女の娘は助かるのか 失われた声は戻るのか 彼女の父親はなぜ殺されねばならなかったのか 彼が最期に見た東京タワーの夜景に意味が隠されているのか 推理小説の鉄則を壊すことがアンフェアなら 最も意外な人物こそが真犯人で有り得るということか